お悩みSEO記事を外注したいけど、どんな風に外注すればいいかまったくわからない……



流れがわからないから、外注してどれくらい効率化できるか知りたい
記事制作は外注できますが、目的や自社情報の共有、構成案・初稿の確認は発注者が担う役割です。業者と役割を分けて進めることが、事務所の強みが伝わる記事につながります。
本記事では、SEO記事を外注する際の6つのステップを紹介します。
社内で必要な作業や外注先の選び方、記事の検収ポイントも解説するので、初めて発注する方は参考にしてください。
SEO記事の外注で「発注側の担当者」の役割が重要な理由
SEO記事を外注する際、キーワードだけを渡して制作を任せきりにすると、自社の強みが伝わらない記事になりがちです。
例えば、相続の手続きを扱う記事でも、事務所が得意とする相談内容や、依頼者からよく受ける質問を共有しなければ、一般的な制度説明で終わってしまいます。
また、記事の目的が「検索流入を増やすこと」なのか「相談につなげること」なのか、発注側と受注側で認識が違えば、構成や訴求にもずれが生じます。



担当者は制作前に目的や読者像を伝え、完成した記事が事務所の方針や実務に合っているか確認しなければなりません。
成果を出す企業担当者の3つの特徴
SEO記事は単に外注すれば質の良い記事が納品され、成果が出るわけではありません。
外注化を成功させ、オウンドメディアの運営やコンテンツマーケティングで成果を出すには、発注側の担当者の意識も重要となってきます。
外注業者と密なコミュニケーションを取れる
成果を出す担当者は、外注先からの質問に答えるだけでなく、制作の節目で認識をすり合わせています。
構成案の段階では、想定読者や記事で伝えたい内容にずれがないかを確認しましょう。
初稿への修正指示も「何となく違う」ではなく、「この説明は当事務所の対応範囲と異なる」「この疑問には先に答えてほしい」と具体的に伝えることが大切です。



早めに疑問を解消すれば手戻りが減り、外注先も事務所の方針を理解したうえで制作を進められます。
自社商品や業界に精通している
外注先が検索ニーズを調べることはできても、事務所の実務や相談現場を社内の担当者と同じ深さで知ることはできません。
担当者が発注先に以下の内容を説明できれば、記事の内容はより具体的になり、事務所に合った内容となります。
- よくある相談内容
- 対応できる業務
- 依頼を受けられないケース
- 他事務所との違い、自事務所の強み
例えば、「相続の相談が多い」だけでなく、相談者がどの段階で困り、何を不安に感じているかまで共有すると、読者に伝わる記事を作りやすくなります。
担当者がすべての専門知識を持つ必要はなく、必要に応じて士業へ確認できる体制作りも重要です。



これまでの経験上、外注パートナーと発注先の担当者(Webマーケ担当や企画部門の方など)と士業の先生がタッグを組めるとメディア運営がうまくいきやすくなります
施策自体に熱意・学習意欲がある
成果を出す担当者は、検索順位や流入数だけでなく、記事からの問い合わせ内容にも目を向け、狙った読者に届いているかを確かめています。
想定と違う相談が増えたなら、記事の説明や問い合わせへの導線を見直す必要があるかもしれません。
SEOの専門家になる必要はありませんが、制作会社からの提案を理解し、自社の状況と照らして判断する姿勢は大切です。



公開後に得た気付きを次の記事のテーマや改善に生かすことで、外注の効果を高められます。
【6STEP】SEO記事制作を外注する際の理想的な流れ
SEO記事の外注は、発注して原稿を受け取るだけでは完結しません。
発注者が方向性と専門情報を示し、業者が調査・制作を進め、節目ごとに双方で確認する流れが理想です。
記事テーマ・キーワードの依頼(発注者→外注先)
発注者はまず、集客したい業務と記事の目的を整理しましょう。
キーワードを自社で選定するのか、選定から業者に依頼するのかも決めましょう。



キーワード選定を依頼する場合、その費用も追加されるので事前に見積もりを取得しておくことをおすすめします。
例えば、「相続登記の相談を増やしたい」と伝えるだけでなく、対象地域や想定する相談者、対応できる案件まで共有すると、テーマの方向性を合わせやすくなります。
ターゲット分析と記事構成案の作成(外注先)
外注先は検索ボリュームやクエリタイプを調べ、読者が検索時に知りたいことを分析します。
手続きの方法など明確な疑問に加え、費用への不安や専門家に頼むべきかという潜在的な悩みも検討します。
その結果をもとに、タイトルや見出しなどの構成案を作成します。



構成案の段階で一度提出してもらうと、記事全体の修正を減らせるので、発注者・外注先双方の工数を減らしやすくなります。
構成案の確認・レビュー(発注者)
発注者は、読者の悩みに答える順番になっているか、実務上欠かせない論点が抜けていないかを確認しましょう。
事務所の対応範囲と異なる説明や、強調したい強みが反映されていない箇所も、この段階で伝えましょう。
本文を書き始める前の確認が、大幅な書き直しを防ぎます。



特に、外注パートナーに初めて依頼する場合には、構成案を丁寧に確認しておきましょう。
記事執筆の開始(外注先)
合意した構成案に沿って、外注先のライターが本文を執筆します。
公的機関などの資料を参照しながら制度や手続きを説明し、必要に応じて発注者から提供された相談事例やFAQを盛り込みます。
執筆中に不明点が出た場合は、推測で補わず発注者へ随時確認してもらうと、記事の方向性のずれを減らせるはずです。
初稿の確認・ファクトチェック(発注者)
初稿を受け取ったら、以下のような内容を確認しましょう。
- 誤字脱字
- 数値
- 制度の説明
- 出典
- 事務所の業務内容
専門的な記述は士業の先生に見てもらうことをおすすめします。
自社の品質基準に合っているか、提供した独自情報が正確に使われているかも検収のポイントです。



外注パートナーが複数名いる場合には、メディアのトンマナを揃えるために、事前に漢字・ひらがなの使い分けなどのルールを決めておくと良いでしょう。
また、ライターに修正を指示する場合には、修正箇所・内容を指示するだけでなく、理由を添えて伝えるとその後の対応が円滑になります。
修正対応・CMS入稿と最終確認(外注先・発注者)
外注先が指摘を反映して原稿を修正し、依頼範囲に含まれていればWordPressなどのCMSに入稿します。
発注者は公開前の画面で、見出しや図表の表示、リンク先、問い合わせへの導線を最終確認しましょう。
修正回数や入稿後の確認担当も、あらかじめ決めておくと安心です。
また、士業事務所のメディアに掲載する記事の場合、CMS入稿前に専門家による監修作業を挟むこともあります。
その場合、監修後に修正が発生した場合には誰が対応するのか、修正後の再監修も監修料金に含まれているかを明文化しておきましょう。


外注しても社内で行う必要がある業務
SEO記事を外注しても、発注者側の作業がゼロになるわけではありません。
例えば、以下のような業務は発注者側が行う必要があります。
- 依頼書の作成
- 自社情報の提供
- 構成案のレビュー
- 初稿のファクトチェック
- 修正指示
- 入稿後の確認
目安として、すでに情報がそろっていてテーマも決まっている記事なら、合計で1本あたり1〜3時間程度を見込んでおくと良いでしょう。
- 依頼と資料共有に20〜30分
- 構成確認に20〜30分
- 初稿の確認と修正指示に30〜60分
- 入稿確認に10〜20分



単発依頼ではなく継続発注しているパートナーであれば、お互い慣れてきて、時間を短縮できる可能性もあります。
一方、制度が複雑なテーマや監修者の確認が必要な記事では、さらに時間がかかることもあるでしょう。
発注前に外注先へ渡すべき必須情報
初稿の品質を高めるには、記事の目的と材料を制作前に共有しましょう。
まず「問い合わせを増やしたい」「資料請求につなげたい」などの目的と、誰に読んでほしい記事なのかを明確にする必要があります。
その上で、以下のような情報を外注パートナーに渡しましょう。
- 対応業務
- 自社サービスの強み
- 相談者からよく聞かれる質問
- 営業資料
- 避けたい表現(「必ず解決できる」など)
- 掲載できない事例・情報



顧客の個人情報や社外秘の情報もあるはずなので、共有できる範囲で問題ありません。
こういった情報をできるだけ多く提供できると、一次情報が多い他事務所と一味違うコンテンツを作成できます。
発注者も知っておくべき「質の高いSEOコンテンツ」の条件
記事の検収では、キーワードが入っているかだけでなく、読者の疑問に正確かつ分かりやすく答えているかを確認する必要があります。
ここでは、Googleのアルゴリズムでも評価されやすい質の高いSEO記事の条件を解説します。
Google品質ガイドラインとEEATを意識している
Googleは読者の役に立つ信頼できるコンテンツを重視しており、品質ガイドラインも公表しています。
自分で記事を書かない発注者側も、一度はガイドラインに目を通しておくと良いでしょう。
また近年では、情報の信頼性が誰が書いた情報かも重視されており、EEATと呼ばれています。
経験・専門性・権威性・信頼性を示す考え方であり、GoogleアルゴリズムでもEEATが備わっているかが評価基準のひとつであるといわれています。
EEATを満たしていることを示すためにも、記事に監修者の名前やプロフィールを掲載したり、出典情報を明記することも重要となってきます。
参考:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google Search Central
実体験や専門家の知見に基づいた「一次情報」が入っている
検索結果にある説明をまとめるだけでは、その記事ならではの価値を出しにくくなります。



特に、近年では生成AIによるコンテンツ作成が増えたため、似たり寄ったりの情報では評価されにくくなりつつあります。
そのため、外注した記事であっても、実務で生じやすい疑問や専門家ならではの視点を入れられているか確認しましょう。
ただ外注先の経歴やスキル、知識によっては一次情報を入れるのが難しいこともあるはずです。
だからこそ、依頼時に入れるべき一次情報を共有したり、士業の先生にヒアリングしたりすることが大切です。
ユーザーの検索意図を満たしている
記事が検索キーワードに触れていても、読者の知りたいことに答えていなければ十分ではありません。
例えば、「相続登記 費用」を調べる人には、費用の目安だけでなく、何にいくらかかるのか、条件によってどう変わるのかも知りたい可能性が高いでしょう。
検収時は、以下を満たしているかを確認することが大切です。
- この記事を読めば主な疑問を解決できるか
- 読んだあとに何を確認し、どう行動すれば良いかが分かるか
必要な説明や注意点が抜けていると、読者は別の記事を探すことになります。
読者のレベルに合わせた文章となっており視覚情報も活用している
専門家向けの説明をそのまま載せても、一般の読者には伝わらないことがあります。
対象読者が初めて調べる人なら、専門用語を説明し、手順や判断の分かれ目を具体的に書くことが重要です。



Webに掲載する記事は、中学生が読んでもわかる文章が理想とも言われています。
また、資格者が執筆・監修している場合は、氏名や資格、記事への関わり方を明示すると、情報の確認先が読者に伝わります。
資格を表示するだけで終わらせず、専門的な知見を本文の正確さとわかりやすさに反映させましょう。
失敗しない外注先の選び方と契約時のチェックポイント
外注先は、料金だけでなく「自社がどこまでできるか」を基準に選びましょう。
発注前に依頼範囲と契約条件をそろえておくと、制作開始後の行き違いを減らせます。
自社に合った外注先タイプと依頼範囲を選択する
外注先パートナーを探す方法は複数あるので、事務所に合った方法を選ぶことが大切です。
例えば、クラウドソーシングは候補者を探しやすく費用を抑えやすい一方で、選考や品質管理を自社で行う必要があります。
それに対し、フリーランスは担当者と直接やり取りしやすいメリットがありますが、構成・執筆・編集など、対応範囲は人によって異なるので事前にすり合わせが必須です。
記事制作会社やSEO支援会社は複数本の制作を任せやすいので、中・大規模メディアの運営に適しています。
一方、費用がかさみやすいので、予算を中長期的に確保できるかも確認しておく必要があります。


相見積もりとテストライティングを活用する
複数社・複数人から見積もりを取る際は、文字数だけで比較せず、キーワード選定や構成、修正、入稿のどこまでが作業範囲として含まれるかを確認しておきましょう。



費用の安さだけで選ぶと、作業範囲が狭く、担当者の工数が上がる恐れがあります。
また、士業分野は専門性が高いため、外注先にスキルがあるか確認するためにも、サンプル記事の提出やテストライティングを依頼することも検討しましょう。



テストライティングは執筆量にもよりますが、基本的に有償で依頼し、納品物の質だけでなく、コミュニケーションコストやレスポンスの速さも確認しておくと安心です。
修正回数・生成AIの利用可否などを決めておく
外注パートナーと契約を結ぶ前に、以下のような条件についてもすり合わせておきましょう。
- 著作権の帰属
- サイト掲載後の改稿や他媒体への二次利用
- 無料修正の回数と範囲
- 生成AIの利用可否
ライター側からは、公開した記事をライターの実績として公開して良いかと打診されるかもしれません。
基本的に士業事務所の記事は執筆者(外注ライター)より、監修者(士業の先生)の情報を記事に掲載するため、ライターの実績として記事そのものを公開することは基本的にはNGとしておいた方が安心です。
なお、著作権を譲り受ける場合でも、著作者人格権は譲渡されません。
必要な改稿や利用ができるよう、契約上の扱いを明確にしておきましょう。
生成AIについては、利用の可否だけでなく以下の情報まで取り決めておくと、トラブルを避けやすくなります。
- 使用した工程の申告方法
- 入力してよい情報
- 事実確認の担当
また、個人のフリーランスに依頼する場合、フリーランス法の対象取引かを確認し、業務内容・報酬額・支払期日などの取引条件を書面やメール等で明示しましょう。



口頭のみでのやり取り・契約はトラブルが起きる恐れもあるので避けましょう
契約金額・規模によっては稟議が必要な場合もあるかと思います。
その場合には、外注先のパートナーにもそのことを伝え、いつ頃契約書を送付できそうか伝えておくと信頼関係を築きやすくなります。
SEO記事を外注するにあたりよくある質問
最後に、SEO記事を外注するにあたり疑問を感じやすい点をQ&A形式で解説します。
- キーワードが決まっていなくても依頼できますか?
-
依頼できます。キーワード選定から対応してもらえる外注パートナーを選びましょう。
記事のテーマや目的、掲載予定のメディアなどを共有すれば、キーワード案を出してもらえます。
- 士業事務所の担当者は、どこまで記事を確認すべきですか?
-
最低限、構成案の方向性と初稿に含まれる制度の説明や、事務所の業務内容、事務所固有の情報は確認しましょう。
専門的な判断が必要な箇所は、マーケティング担当者だけでなく、士業の先生による確認も必要です。
- 生成AIを使う外注先に依頼しても大丈夫ですか?
-
使用の有無だけで判断せず、情報の入力ルールや出典確認、専門家による確認体制を確かめましょう。
契約で定めた運用が守られるかも重要です。
なお、Googleも生成AIを使用したコンテンツ作成を一律禁止しているのではなく、ユーザーファーストでない記事の評価を低くするという考えを示しています。
- SEO記事は何本から依頼するのがよいですか?
-
初めての相手なら1本から始め、構成の質や修正対応を確認したうえで、継続本数を決めると進めやすくなります。
安定したメディア運用をしたい場合には、外注パートナーの執筆が難しくなることにも備え、複数名のパートナーを探しておくことも検討しましょう。
まとめ|SEO記事の外注は、役割を分けて進めよう
SEO記事の外注では、発注者が記事の目的や自社の強みを伝え、構成案と初稿を確認することが大切です。外注先に任せる範囲と社内で確認する範囲を決めておけば、手戻りを抑えながら、事務所の実務に合った記事を作れます。
アトリエつなぎでは、士業・専門メディア向けに、記事の構成・執筆からリライト、WordPress入稿まで対応しています。
「何から頼めばよいかわからない」「記事制作にかかる社内の負担を減らしたい」という方も、まずは現在の運用状況とお困りごとをお聞かせください。必要な作業を整理し、事務所に合った進め方をご提案します。









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