フィンテック企業のオウンドメディアで、記事の企画・執筆から公開管理、既存記事の改善、分析まで幅広く担当しています。
社内にはWebマーケティング担当者がいるものの、広告やSNSなども兼務しており、オウンドメディアを専任で運用する方はいない状況でした。ライターとして参画した後、社員と相談しながら、手が回りにくい運用業務も引き受けていきました。
本事例では、もう一人のライターとも協力しながら制作・運用を担った経緯と、多忙な社内担当者との連携、自ら提案・実施した記事改善の取り組みをご紹介します。

案件概要と担当範囲
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クライアント | フィンテック企業(名称非公開) |
| 対象媒体 | 自社のオウンドメディア |
| 支援期間 | 2025年12月〜現在 |
| 主な課題 | メディア専任担当者がおらず、広告・SNSなどを兼務する社員だけでは運用実務に十分な手をかけにくい状況 |
| 担当業務 | ・キーワード選定 ・記事企画 ・構成・執筆 ・公開スケジュール管理 ・入稿 ・既存記事のリライト・ファクトチェック ・分析・簡易レポート作成 ・SEO改善提案・実装 |
| 使用ツール | ・Ahrefs ・GitHub ・STUDIO ・Notion・Slack |
| 協働体制 | 社内担当者・もう一人のライターと連携 |
社員からは、新規記事の制作を優先するか、既存記事のリライトやファクトチェックに注力するかといった大方針が共有されていました。
その方針を具体的な制作・運用業務に落とし込み、優先順位の判断が必要な場合は社員に相談しています。
専任担当者がおらずメディア運用に十分な手をかけにくい状況
社内のWebマーケティング担当者は、リスティング広告やSNSなど、複数の施策を並行して管理していました。
オウンドメディアもそのひとつでしたが、専任担当者はおらず、日々の運用や公開後の改善に十分な手をかけにくい状況でした。
私は当初、ライターとして参画しました。
しかし、業務を進める中で、記事の執筆に加え、企画や公開スケジュールの管理、既存記事の見直しなどにも対応する必要があるとわかりました。
そこで、関連業務のNotionや文書に目を通し、社員の手が回りにくそうなタイミングで、対応を申し出るようにしました。
たじみゆ一度担当した業務が定例業務であれば、次の実施時期にも「今回も私でよければ対応します」と声をかけ、継続して引き受けていきました。
このように、社内の状況を把握し、社員と相談しながら担当範囲を広げました。
記事企画から執筆・公開・既存記事の改善まで対応
記事制作では、キーワード選定や企画、構成案の作成から執筆、入稿までを担当しました。
公開スケジュールも管理し、原稿の納品だけでなく、公開に向けた作業まで対応しています。
入稿にはGitHubとSTUDIOを使用し、それぞれの方法に合わせて作業を進めました。
また、社員から共有される方針に応じて、新規記事の制作と既存記事のリライト・ファクトチェックに取り組んでいます。
もう一人のライターと得意分野を生かして協働
記事制作は、もう一人のライターと協力して進めました。
その方はトレンド記事の執筆を得意としていたため、ニュースチェックや記事のネタ集めで協力してもらいました。
一方、内部SEOやコンテンツマーケティングに関する取り組みでは、私が主体となって進める場面もありました。



それぞれの得意分野を生かしながら、記事制作とメディア運用に対応しています。
多忙な社員が判断しやすいよう相談と提案を整理
社員への相談では、複数のマーケティング施策を兼務していることを踏まえ、判断に必要な情報を整理して伝えるようにしました。
Notionに詳細をまとめSlackでは要件を簡潔に共有
相談や提案の詳細はNotionにまとめ、社員に判断してほしいポイントまで記載しました。
一方、Slackでは要件を端的に伝え、詳しい内容はNotionで確認してもらう形にしています。
改善施策の提案では、実施内容に加え、以下の内容も整理しました。
- 自分でどこまで対応できるか
- 実施後にどう効果を確認するか
社員の判断を仰いだ後、具体的な作業に移れる形で提案することを意識しています。



こうした進め方を踏まえ、施策を考える段階でも、自分で実行まで対応できる内容を検討するようになりました。
公開希望日は記事の鮮度が重要な理由とともに伝える
公開前の社員による確認には、日数がかかることもありました。
特にトレンド記事では、公開するタイミングも重要です。そのため、公開希望日がある場合は、日程だけでなく、その時期に公開したい理由も併せて伝えました。
社員の確認が必要な工程を踏まえながら、記事ごとの事情を共有し、公開に向けた調整を進めています。
月次分析をもとに自ら実行できるSEO改善を提案
社内ではAhrefsを契約していましたが、継続的な数値確認や分析に十分な手が回っていないように感じていました。
そこで、月に一度、分析した内容をもとに改善提案をまとめ、社員に共有するようにしました。
提案では、検索上位にある既存記事に着目し、検索結果での露出と、サービスページへの導線を見直しました。
上位記事の検索露出を広げるために内容を調整
検索上位の記事では、関連する質問(PAA)への対応を意識した記事改善を提案・実施しました。
また、記事に関連するキーワードのうち、検索結果で十分に獲得できていないものをリストアップ。記事内容との関連を踏まえ、タイトル・ディスクリプション・見出しに反映する施策も行いました。
すでに上位表示されている記事についても、対応できる検索ニーズを広げる余地がないかを確認し、内容を調整しました。
検索上位の記事からサービスページへの導線を設置
検索から読者が訪れる記事を、商品・サービスを知ってもらう入口として活用するため、上位記事からサービスページへの導線を確保する施策も提案・実施しました。
検索結果での露出だけでなく、記事を読んだ後にサービスの情報へ進めるかという視点でも、既存記事を見直しています。
継続支援の中で商品・サービス紹介記事の一次チェックにも担当範囲が拡大
2025年12月の参画以降、業務委託契約は継続しており、現在も支援を続けています。
自社メディアの制作・運用に加え、他のメディアに掲載される自社の商品・サービスを紹介する記事の一次チェックも任されるようになりました。
企画・執筆から日々のメディア運用まで支援
本案件では、社員が示す方針を踏まえ、もう一人のライターとも協力しながら、記事制作とメディア運用の実務を担ってきました。
社員への相談では判断に必要な情報を整理し、改善提案では実施方法や効果測定まで具体化することを意識しました。
オウンドメディアの専任担当者がいない場合、記事の執筆だけでなく、企画や公開に向けた調整、公開後の見直しにも対応する必要があります。



社内で決めるべき方針と、外部に任せられる実務を確認しながら、必要な業務を継続して担うことを大切にしています。
アトリエつなぎでは、記事の企画・執筆・編集に加え、入稿や公開管理、既存記事の改善、分析など、オウンドメディア運用の実務を幅広く承っています。
専任担当者がいない企業や小規模事務所、ほかの業務との兼務でメディア運用に手が回らない場合は、現在の体制や任せたい業務からご相談ください。





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