お悩み以前、オウンドメディアを運用していたけど、今は更新が途絶えて放置している……



新規記事だけでなく、古い記事のリライトも外注できるのかな
本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、古い記事のリライトは外注できるのか、外注を成功させるコツを解説します。
結論から言えば、古い記事はすべて直す必要はありません。
Googleサーチコンソールなどのデータから「順位や流入を伸ばせそうな記事」を選び、単純な更新は内製、分析・構成設計・執筆など専門性が必要な部分は外注するのが効率的です。
リライトは、既存記事の検索評価や流入実績を活かしながら成果を伸ばせる一方、対象記事の選定や外注方法を誤ると、費用をかけても順位や問い合わせにつながりません。
本記事では、リライトすべき記事の見分け方、発注手順、公開後の効果測定について解説します。
なぜ「古い記事」のリライトが必要なのか?
オウンドメディアを長く運営していると、公開から数年が経過した記事が増えていきます。
こうした記事は、単に「古いから削除する」のではなく、内容を見直してリライトすることで、再び検索流入や問い合わせにつながる可能性があります。
特に、士業事務所のWebサイトでは、法律や制度、手続き方法など、時間の経過によって変わる情報を扱うケースが少なくありません。
そのため、新規記事を増やすだけでなく、既存記事を定期的にメンテナンスする視点も重要です。
新記事作成とリライトの目的の違い
新規記事の作成とリライトでは、そもそもの目的が異なります。
| 新規記事の目的 | リライトの目的 |
|---|---|
| ・これまでサイト内で扱っていなかった検索キーワードやテーマについて解説する ・メディア全体の入り口を広げる | ・すでに公開されている記事の問題点を分析し、改善する ・既存記事の弱点を分析し、現在のSEO環境やユーザーニーズに合わせて整える |
例えば、以下のような記事は原因を特定した上で、構成変更や情報追加、不要部分の削除、タイトル・導線の改善などを行う必要があります。
- 検索順位が以前より下がっている
- 10~20位前後から順位が上がらない
- アクセスはあるものの問い合わせにつながらない
- 情報が古くなっている
- 現在の検索意図と記事内容がずれている
リライト記事はこれまでの土台を引き継いでいる
リライトの大きなメリットは、既存記事がこれまで積み上げてきた土台を活用できることです。
新規記事の場合、公開した時点では検索エンジンからの評価実績がほとんどありません。



そこからクロール・インデックスされ、検索結果でどの程度評価されるかを見ていく必要があります。
一方、既存記事にはすでに検索順位やアクセス実績があり、外部サイトから被リンクを獲得しているケースもあります。
URLを維持したまま適切にリライトすれば、こうした既存ページの資産を活用しながら改善できます。



結果として、新規記事を公開するより早く成果に結びつくこともあるでしょう。
私が士業事務所のコンテンツマーケティングをお手伝いする際にも、新規記事と同じくらいリライトを重視しています。
特に、すでに公開済みの記事が大量にある場合には、新規記事をやみくもに行うのではなく、リライトをしてサイト全体を整える方が重要だと考えています。
古い記事を放置しているとリスクがある
古い記事は、順位が落ちていないからといって放置してよいとは限りません。
特に注意したいのが、法律・制度・統計・料金などの更新です。
例えば、「令和○年度の税率」「旧制度の相続手続き」「数年前の統計データ」などがそのまま掲載されていれば、検索から訪れた読者が誤った情報を受け取る可能性があります。



士業分野では、こうした情報の正確性が事務所そのものへの信頼にも影響します。
Googleは、ユーザーにとって役立ち、信頼できるコンテンツを重視する方針を継続しており、2026年現在も従来のSEOの基本原則はAI OverviewsやAI Modeを含む検索体験において重要であると案内しています。



読者にとってもGoogleにとっても、正確かつ最新情報を掲載することが重要となってきます。
そのため、単に記事の更新日だけを書き換えるのではなく、「現在も内容が正しいか」「法改正が反映されているか」「より新しい公的データがないか」まで確認することが重要です。
成果が出る「リライト候補」の正しい見分け方と仕分け基準
古い記事が増えてきたからといって、すべてを順番にリライトする必要はありません。
記事数が多いメディアほど、重要なのは「どの記事から直すか」を決めることです。
特に外注する場合、成果につながりにくい記事まで依頼すると、制作費だけが膨らんでしまいます。
まずはGoogleサーチコンソールなどのデータを使い、検索流入を伸ばせる可能性が高い記事を絞り込みましょう。
Googleサーチコンソールで「伸びしろ記事(11位〜20位前後)」を見つける
リライト候補として優先しやすいのが、Google検索で11位〜20位前後に表示されている記事です。
11位から20位に表示される記事は、すでにGoogleから一定の評価を受けている一方、検索結果の1ページ目には届いていない状態です。
そのため、検索意図とのズレや情報不足、タイトル、見出し構成などを改善することで、10位以内へ入る可能性があります。



1ページ目に表示されている10位以内の記事と異なり、万が一、リライト後に順位が下落したときのデメリットも少ない点も特徴です。
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」では、以下の情報を確認できます。
- ページごとのクリック数
- 表示回数
- CTR
- 平均掲載順位
- 記事がどのような言葉で検索されているか
まず過去3か月程度のデータを確認し、「表示回数が一定以上あり、平均順位が11〜20位前後の記事」を抽出すると候補を見つけやすくなります。



記事数が多い場合には、Googleサーチコンソールだけでなく、GRCやAhrefsなどの順位計測ツールも併用することをおすすめします。
リライト記事を選定したら、以下のような項目を一覧にしたシートを作成しておくと進捗管理をしやすく便利です。
- 記事URL
- 狙っているキーワード
- 現在順位
- 過去3か月のクリック数
- 過去3か月の表示回数
- CTR
- リライト・統合・削除の方針
- 優先度
- 対応状況
記事の「3つの行き先(リライト・統合・削除)」仕分けチェックリスト
リライト候補を洗い出したら、すべてを「書き直す」と判断するのではなく、リライト・統合・削除の3つに仕分けると効率的です。
まず「リライト」に分類するのは、現在も検索需要があり、検索結果には表示されているものの、順位やクリック数が落ちている記事です。



内容を最新化したり、検索意図に合わせて構成を修正したりすることで改善を狙います。
次に「統合」です。自社サイト内に、ほぼ同じ検索キーワードや検索意図を狙っている記事が複数ある場合は、無理にそれぞれをリライトする必要はありません。
内容を1本の記事に集約し、評価を集中させた方が良いケースがあります。
最後が「削除」または「noindex」です。
検索需要がほとんどなくなっていたり、サービス終了や制度廃止によって情報価値がなくなっていたりしている場合には、修正コストをかける必要性が低いと考えられます。
ただし、削除すれば必ずSEOにプラスになるわけではないので、被リンクや流入実績、関連ページへの導線なども確認したうえで判断しなければなりません。



過去の経験上、士業事務所のオウンドメディア運営では、リライトと統合、削除の選定が非常に重要となってきます。
記事数の多い士業事務所のオウンドメディアの場合、似たようなキーワードで書かれた記事や検索意図が似通っている記事が多く存在しているケースもあります。
このようなケースでは、公開記事を整理し、リライトや統合、削除の判断をすることで、サイトをすっきりとさせ、少数精鋭となった記事の一つひとつにアクセスを集めやすくなります。
【2026年最新】古い記事のリライト外注における料金相場
古い記事のリライトを外注する場合、主な依頼先は「個人のWebライター」と「専門のリライト代行会社」の2つです。
リライト料金は依頼先だけでなく、誤字修正や情報更新だけなのか、検索意図の分析や構成変更まで行うのかによって大きく変わります。
実際、リライト代行の相場は1記事1万〜5万円程度とされる一方、全面的な書き直しでは10万円程度になるケースもあります。
そのため、単純な「1記事いくら」だけではなく、料金に含まれる作業範囲まで比較することが重要です。


個人のWebライターに外注する場合の費用相場
個人のWebライターに依頼する場合、文字単価・記事単価・ページ単価・時間単価などで料金が設定されます。
文字単価で計算する場合の目安は、下記の通りです。
| ライターの経験・能力 | 文字単価の相場 |
|---|---|
| 未経験者 | 0.3~0.5円程度 |
| 一般的なライター | 1~3円程度 |
| SEOや士業・金融など専門知識を持つ上級ライター | 3円以上 |



士業事務所のメディアに掲載する記事の場合、専門性が高いので文字単価は高めになる傾向があります。
他にも、文字単価ではなく記事単価でリライトを依頼することもあります。
- 一部リライト(一般的な記事):1,000〜3,000円程度
- 一部リライト(専門記事):3,000〜30,000円程度
- 記事全体の大幅リライト:5,000円~数万円程度
特に士業の記事では、法令や制度の確認、公的機関の資料調査、SEO分析などが必要になるため、単純な文字数だけでは価格を判断しにくい点に注意しましょう。



士業事務所のコンテンツの場合、費用を抑えようとすると、質の低い記事が納品され二度手間になったり、ブランドイメージが損なわれたりする恐れがあります。
このような事態を避けるためにも、専門的な知識があり信頼できるWebライターを見つけることが大切です。
専門のリライト代行会社に外注する場合の費用相場
リライト代行会社へ依頼する場合は、1記事あたり1万〜5万円程度がひとつの目安ですが、全面的な再設計では10万円前後になるケースもあります。
作業範囲別に見ると、おおむね以下のように考えられます。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 一部リライト | 10,000〜20,000円程度 |
| 全体のフルリニューアル | 20,000〜100,000円程度 |
| 統合する記事の選定・分析 | 1,000〜30,000円程度 |
| 複数ページの統合・一本化 | 50,000円〜 |
| 画像・図表・動画などの追加 | 1,000〜10,000円程度+制作費 |
リライト候補の選定や競合分析、構成変更、本文執筆、内部リンク調整など、作業範囲が増えるほど費用も高くなります。
見積もりを取る際は、「何文字直すか」よりも「どこからどこまで対応してもらえるか」を確認しましょう。



追加費用の有無についても、確認しておくと安心です。
SEOコンサルやコンテンツマーケティング支援の会社に依頼する際に注意すべき点は、提案と実装は別料金となることが多いことです。
提案のみの方が費用は抑えられますが、提案内容を理解して実装するだけのリソースが内部にあるか、もしくは個人への外注で対応できるかまで考えておきましょう。
【注意】依頼時にはディレクション・校正コストも考慮しておく
個人ライターへの直接依頼は、制作費を抑えやすいことがメリットともいえます。
一方で、実際の外注コストはライターへ支払う報酬だけではなく、以下のようなディレクション・校正コストもかかると理解しておきましょう。
- Webライターの募集・選定
- 依頼内容の説明
- サーチコンソールなどからの対象記事抽出
- 構成確認
- 原稿チェック
- 修正指示
- 納期管理
- 入稿業務



どこまでを自社で行うのかまで考えた上で、Webライターに依頼することが大切です。
例えば、1記事1万円で10本依頼すれば外注費は10万円です。
しかし、担当者が1本につき2時間をディレクションし、社内人件費を1時間4,000円として考えれば、さらに80,000円相当の社内コストが発生します。
一方、代行会社ではディレクターがライター選定や品質管理、進行管理まで担当するケースがあります。



表面的な記事単価は高くても、社内工数まで含めるとコスト差が縮まることもあります。
リライトを外注した際によくある失敗例・回避する方法
リライトは、既存記事の評価を活かしながら改善できる施策ですが、やり方を間違えると、かえって検索流入を落としてしまうことがあります。
特に外注では、発注側とライターの間で「どこを残し、どこを変えるのか」が共有されていないと失敗しやすくなります。
日付だけ新しくして中身を変えない
よくあるのが、本文にはほとんど手を加えず、「更新日」だけを最新の日付へ変更する方法です。



確かに、Googleのアルゴリズムが更新頻度を重視している場合には、このリライト手法も有効でした
2026年9月時点では、Googleも、ページの日付については「実際に公開・更新された日付」を使用するよう案内しています。
更新頻度が最新になることで読者は「この記事は新しくて信用できそう」と思う可能性が高くなります。
しかし、実際には下記のようなリライトを行い、内容そのものも最新にしておかなければなりません。
- 競合記事や検索意図を確認し、不足している見出しを追加する
- 古い法令・統計・料金を更新する
- わかりにくい説明を書き直す
- 画像や図解を挿入し、わかりやすくする
外注時も「最新情報にしてください」だけではなく、「2026年現在の制度へ更新」「競合上位記事と比較して不足論点を追加」など、更新基準を具体的に伝えましょう。
税制改正による情報更新の場合には、士業事務所側で更新内容をリスト化しておくことで外注ライターのミスも減らしやすくなりますし、校正・チェックもやりやすくなります。
一度に大量・大幅に変えすぎてしまう
検索順位を上げたいからと、タイトル、URL、見出し構成、本文、内部リンクを一度にすべて変えるケースもありますが注意が必要です。
大幅なリライト自体が悪いわけではありません。



確かに、公開記事が圏外などの場合には、全体リライトが有効なこともあります。
複数の要素を同時に変更すると、その後に順位が上昇・下落した際、「どの変更が影響したのか」を検証しにくくなります。
例えば、検索1ページ目に表示されている記事のリライトの場合、タイトルのみを変更してみたり、FAQを追加したりといったピンポイントのリライトの方が有効です。



効果検証もしやすいですし、リライト箇所が少なければ工数も少なくなり、短期間でより多くの記事をリライトできます。
既存の流入キーワードや被リンクのある記述を削ってしまう
リライトでは、「古い文章を思い切って削ればよい」と考えるのも危険です。
一見すると重要でなさそうな見出しでも、実際には特定のロングテールキーワードから流入を獲得していたり、その箇所を評価した外部サイトから被リンクを獲得していたりする場合があります。
こうした既存記事の「強み」を確認せずに削除すると、狙っていたメインキーワードだけでなく、記事全体の検索流入が減少することもあります。
外注前には、Googleサーチコンソールで流入クエリを確認するほか、被リンクや上位表示している見出しを整理しておきましょう。
そのうえで、「この見出しは残す」「このテーマからの流入は維持したい」といった条件をリライト担当者へ共有すると、安全に改善を進めやすくなります。



消してはいけない箇所を指示する形でも良いですし、より具体的にリライトの方向性を決めた上で外注するのも良いでしょう。
AI(ChatGPT等)で量産した薄い文章で文字数を埋める
近年ですと、生成AIを用いたリライトにも注意しなければなりません。
生成AIをリライトに活用すること自体に問題があるわけではありません。
Googleも、生成AIはリサーチやコンテンツ制作の補助として活用できるとしています。
一方で、ユーザーへの付加価値がほとんどないコンテンツを大量生成する行為は、スパムポリシー上の「scaled content abuse」に該当する可能性があります。



そのため、「文字数が少ないからAIで2,000文字追加する」といった使い方は避けた方がよいでしょう。
記事の内容や専門性、リライト内容にもよりますが、生成AIと人の手によるリライトの使い分けは下記のように考えられます。
| 生成AI | 人の手 |
|---|---|
| ・タイトル案を出してもらう ・誤字脱字を確認してもらう ・一部の見出しをリライト・追加する際のアウトラインを執筆してもらう ・追加する内部リンクの案を出してもらう ・記事に挿入する画像・図解を作成してもらう | ・サーチコンソールなどのデータを確認した上でタイトルを決定する ・最終段階のファクトチェックをする ・生成AIが執筆したアウトラインを調整する |
一般的には、生成AIには情報整理やアウトラインの執筆、案出しなどを行ってもらい、最終的には人力で確認するのがおすすめです。
リライト外注を依頼する流れ
リライト外注でよくある失敗が、記事URLだけを渡して「SEOを意識して、いい感じに直してください」と依頼することです。
この状態では、外注先は「順位を上げたいのか」「問い合わせを増やしたいのか」「古い情報だけ更新すればよいのか」を判断できません。結果として、発注側の期待と納品物にズレが生じますし、結果が伴わないことが増えるでしょう。
ここでは、古い記事のリライトを外注する際の流れを解説します。
リライトの目的(順位改善・問い合わせ増加等)をひとつに絞る
最初に、今回のリライトで最も達成したい目的をひとつ決めましょう。



複数設定したくなりますが、ひとつに決めておくことで目的やリライト内容がぶれにくくなります。
リライトの目的には、以下のようなものがあります。
- 検索順位改善
- AIによる概要に表示させる、表示させる内容の調整
- CTA改善
- 最新への情報更新
もちろん、順位もCVも情報鮮度も改善できるのが理想ですし、目的が違ってもリライト内容が重複することもあります。



一方で、すべてを同時に最優先にすると修正方針が曖昧になるので注意しましょう。
数値データ(対象キーワード・現在順位・変更範囲)を整理する
続いて、外注先が現状を把握できるデータを共有します。
最低限、下記のものは共有しておきましょう。
- 対象URL
- リライト目的
- 狙っているキーワード
- 現在順位
- 表示回数
- クリック数
外注ライターがデータを取り扱えるようであれば、サーチコンソールの直近3ヶ月データや順位の推移なども共有しておくと良いでしょう。
同時に、「変更してよい範囲」も明確にしておくと、納品物と期待値にずれが生じにくくなります。
- タイトル変更可
- H2・H3変更可
- 既存事例は残す
- サービスページへの内部リンクを追加する



このように、残してほしい部分と変えて良い部分、変えてほしい部分を明確にしておくと外注ライターも作業しやすくなるはずです。


不安な場合にはタイトル・見出し構成の段階で確認を入れる
初めて依頼するライターさんの場合には、タイトル・見出し構成を考えてもらった段階で一度確認することをおすすめします。



新規記事でもそうですが、リライトでも本文執筆まで完了した段階で大幅修正となるのは依頼主にとっても外注先にとっても骨が折れるからです。
本文執筆前に「タイトル案」「見出し構成」「主な修正方針」を一度確認しておけば、大幅な修正は発生しにくくなります。
納品された記事のチェックをする
納品されたら、そのまま公開せず必ず検収しましょう。
確認項目はいくつかありますが、代表的なものは下記の通りです。
- 他サイトとの不自然な文章一致がないか
- 事実関係に誤りがないか
- 既存記事の重要な情報が失われていないか
- 検索意図から外れていないか
リライト時の検収時に私が丁寧に確認するのは、「記事全体で整合性が取れているか」といった部分です。
記事をいちから執筆する新規記事作成と異なり、リライトは見出しの追加や削除、順番の入れ替えなどを行います。
そのため、見出し単体で見ると問題がなくても記事全体をチェックすると、内容に矛盾が生じていたり、最新情報への更新漏れがあったりすることがあります。



古い記事のリライトの場合、執筆者とリライト担当者が異なることもあるため、漢字・ひらがなの使い分けや数字の記載ルールなども見ておきましょう。
また、士業事務所がオウンドメディアに掲載する記事の場合、専門性が高く用語などを正しく使用するとコピペ率が高くなってしまうことがあります。
意図しないコピペや他コンテンツとの重複を防ぐためにも、コピペチェックツールにかけておくとより安心です。
リライト公開後は効果測定を必ず行う
リライトは、公開した時点で完了ではなく、更新後の効果測定が非常に重要となってきます。
リライト目的により効果測定の方法や確認すべき数値も変わってくるので注意しましょう。
この章では、リライトの目的ごとに行うべき効果測定とタイミングについて解説します。
検索順位改善目的の場合:公開後2週間〜6週間で順位を追う
検索順位改善目的でリライトをした場合には、記事の公開から2週間以降の順位を確認すると良いでしょう。



公開後すぐはリライト内容が検索順位に反映されないため、少し時間を置くことが大切です。
また、キーワードによってはすぐに検索順位が改善されず、じわじわと順位が上がっていくものもあるので、2週間経過後は1週間に一度など繰り返し順位を測定していきましょう。
CTR改善目的の場合:公開後2週間~6週間でCTRを計測する
CTR改善目的でリライトをした場合には、公開から2週間程度経ってからCTRの測定を行いましょう。



検索順位同様に複数回計測して、変化を追うことが重要となってきます。
また、CTR改善の場合、リライト後のタイトルが良かったのか、検索順位改善がCTR改善につながったのか判断しにくい場合があります。
そのため、CTRのみを計算・記録するのではなく、検索順位もあわせて記録しておくことをおすすめします。
CV率改善目的の場合:CTAクリック率やCV率を計測する
事務所への問い合わせなどCV数アップを目的としてリライトした場合、CTAクリック率やCV率を測定しましょう。



PVは増加していなくても、CVRを改善すれば問い合わせ数の増加を見込めるからです。
PV数が多くより多くのデータが取得できることが予想できるのであれば、ヒートマップなどを確認して記事が最後まで読まれているか、バナーをクリックしてもらっているかなどを確認するのも良いでしょう。
最新情報への更新が目的の場合:更新頻度を決めリスト化しておく
税制改正への対応など、最新情報に更新するのがリライトの目的だった場合、次回以降のリライトに備え、更新頻度を決めておくと効率化できます。
例えば、税理士事務所のオウンドメディアの場合、税制改正の詳細が発表されたタイミングでリライトが必要な記事をリストアップするなどフローを決めておくのが有効です。
他にも、CV率・PV数が高いエース記事や絶対上位表示を狙いたいキーワードなどは更新頻度を高めにしておくと、サイト全体の鮮度を保ちやすくなります。
士業事務所・中小企業が実践すべき「内製」と「外注」の賢い使い分け
士業事務所や中小企業では、オウンドメディア専任の担当者を置けないケースも少なくありません。
そのため、すべてのリライト作業を内製しようとすると、本来の業務を圧迫しやすくなります。
一方で、簡単な更新作業まで外注すると、かえってコストが高くなることもありますし、外注にすべて任せてしまうのは不安ということもあるでしょう。
比較的規模が小さい士業事務所や中小企業では、内製すべき部分と外注するところを上手に使い分けることをおすすめします。
社内で行うべき内製向きの更新作業
社内で対応しやすいのは、作業内容と判断基準が明確な更新です。
例えば、以下のような作業が該当します。
- 営業時間や住所、電話番号の変更
- リンク切れの確認・修正
- 誤字脱字や表記揺れの修正
- 指定された最新データへの差し替え
- WordPressへの入稿・公開
- 画像やCTAの指定箇所への差し替え
こうした業務は、一度マニュアルを作れば、SEOの専門知識がなくても比較的対応しやすい領域です。
特に士業事務所では、「専門家でなければ確認できない部分」と「Web担当者が作業できる部分」を分けておくと効率的です。
例えば、法改正の内容が正しいかどうかは司法書士や税理士が確認し、確認済みの内容をWordPressへ反映する作業は事務スタッフが担当するといった分業ができます。



他には、少し毛色が違うのですが、外部に流出できない情報をもとにした更新は内製で対応しましょう。
士業事務所の場合、解決事例を掲載する際には、顧客の個人情報に踏み込んでしまう恐れがあります。
外注先に渡せる情報を整理するくらいであれば、社内の担当者が解決事例コンテンツを作った方が工数を減らせる場合があります。
外部に任せるべき戦略設計・構成案作成
一方、外部の専門家へ任せた方がよいのは、「何をどう直すべきか」という判断が必要な業務です。
具体的には、以下のようなリライトは外注した方が質の高いコンテンツとなるでしょう。
- Googleサーチコンソールなどを使ったリライト候補の選定
- 競合上位記事の分析
- 検索意図とのズレの特定
- カニバリしている記事の発見
- リライト・統合・削除の判断
- タイトル・見出し構成の再設計
- 内部リンクやCTAの導線設計
これらは単純な文章作成ではなく、SEO・コンテンツマーケティングの知識を横断的に使う業務です。
例えば、「順位が落ちたから本文を増やす」と単純に判断するのではなく、競合との差分や、流入クエリ、サイト内の重複記事、問い合わせ導線まで確認したうえで改善方針を決めなければなりません。
アトリエつなぎでは、記事を書くだけではなく、リライト対象の選定から構成設計、執筆・編集、ライターへのディレクションまで一連の工程を支援できます。
自社では専門家にしかできない監修・確認へ時間を使い、SEOやコンテンツ制作の設計部分を外部へ切り出すことで、限られた社内リソースを有効活用できますのでお気軽にご相談ください。
古い記事のリライトを外注する際によくある質問
最後に、古い記事のリライトを外注する際によくある質問をQ&A形式でまとめました。
- 記事のリライト頻度の目安はどれくらいですか?
-
リライト頻度は「半年に1回」「1年に1回」とサイト全体で一律に決める必要はありません。
記事によって情報が古くなるスピードが異なるためです。
法改正や制度変更の影響を受けやすい記事、料金や統計データを掲載している記事は、定期的に確認した方がよいでしょう。
一方、基礎知識を解説する記事など、内容が大きく変わらないものは頻繁な更新が必要ない場合もあります。実務では、3〜6か月ごとにサーチコンソールの順位やクリック数、表示回数を確認し、順位低下やCTR低下が見られた記事から優先的に見直す方法がおすすめです。
- 古い記事のリライトを外注することはできますか?
-
はい、外注できます。
本文の一部修正だけでなく、リライト候補の選定、競合調査、サーチコンソール分析、構成案の再設計、記事統合、内部リンク・CTA改善などを含めて依頼することも可能です。
ただし、外注先によって対応範囲や費用は異なるので、事前に対応してもらえる部分や費用を確認し、比較検討することを強くおすすめします。
まとめ|古い記事を有効活用してサイトの質を高めましょう
古い記事のリライトでは、すべての記事を一律に書き直すのではなく、Googleサーチコンソールなどのデータから成果を伸ばせる記事を選ぶことが重要です。
その上で、リライト・統合・削除を仕分け、目的や変更範囲を明確にして外注すれば、無駄な費用や手戻りを抑えられます。
また、公開後は順位だけでなく、CTRや内部リンク、CTAクリックなども確認しましょう。
士業事務所や中小企業では、単純な情報更新は内製し、分析・構成設計・ディレクションなど専門性が必要な部分を外注することで、社内リソースを抑えながら効率的にコンテンツを改善できます。





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