【士業向け】おすすめキーワード調査ツール10選|使い方も解説

【士業向け】おすすめキーワード調査ツール10選|使い方も解説
お悩み

オウンドメディアのキーワード選定をしようと思っているけど、どんなツールを使えば良いでしょうか?

たじみゆ

キーワード調査だけでなく、競合分析もしたいのかなどによって変わりますが、まずは無料ツールを試してみると良いでしょう

本記事では、士業事務所・法人向けに、おすすめのキーワード調査ツールや使い方を紹介していきます。

この記事でわかること
  • おすすめのキーワード調査ツール
  • キーワード調査ツールを利用するメリット・デメリット
  • 自事務所・法人に合うキーワード調査ツールを選ぶ基準
  • 士業事務所・法人がキーワード調査ツールを利用するときの注意点

士業事務所・法人がオウンドメディアを運営する際には、キーワード選定が不可欠となります。

キーワードは自分でひとつずつ検索して決定することもできますが、手間がかかるので、キーワード調査用のツールを使うことが一般的です。

ツールの中には無料で利用できるものもあるので、複数を試してみて自分に合ったツールを使ってみると良いでしょう。

本記事では、士業事務所・法人におすすめのキーワード調査ツールを紹介していきます。

士業事務所・法人向けのキーワード選定のやり方は「士業事務所のオウンドメディアのキーワード選定のやり方・コツまとめ」の記事で詳しく解説しているので、よろしければ併せてお読みください。

目次

【士業向け】おすすめキーワード調査ツール10選

士業事務所・法人がSEO対策を行うのであれば、キーワード選定をする機会も増えるはずです。

キーワード選定は自分でキーワードを検索して選定する方法もありますが、大量に選定する場合はツールを使うことを強くおすすめします。

本記事でおすすめするキーワード調査ツールは、下記の通りです。

おすすめのキーワード調査ツール
  1. ラッコキーワード
  2. キーワードプランナー
  3. Ubersuggest
  4. ahrefs
  5. TACT-SEO
  6. aramakijake.jp
  7. Keywordmap
  8. キーワードファインダー
  9. ミエルカSEO
  10. Whatsmyserp

それぞれ機能などを詳しく解説していきます。

ラッコキーワード

ラッコキーワードのおすすめポイント
  • サジェストキーワードや関連語、共起語など多角的なキーワード候補を一括抽出可能
  • 競合調査や市場規模の把握、コンテンツアイデア出しまで幅広く対応可能
  • 無料プランでも主要機能が利用可能で、登録すれば利用回数が大幅に増加

ラッコキーワードは、SEOやコンテンツ制作に特化したキーワード調査ツールです。

検索窓に調べたいキーワードを入力するだけで、下記などを一括で抽出できます。

  • Googleサジェスト
  • 関連語
  • 共起語
  • 類語
  • 周辺語

加えて、競合サイトの見出しや検索ボリューム、Q&Aサイトの質問、ニュース記事、Googleトレンドなどの情報も取得可能です。

たじみゆ

キーワード選定だけでなく、見出し作成や競合リサーチなどにも活用できます

私も、個人ブログの運営時にも使用していますし、クライアントの業務でも使用しています。

パソコンで作業するときは、常にラッコキーワードを開いているようで、娘にも「ママはラッコが好きだねぇ」と言われてしまうこともありました。

回数制限はあるものの、ほぼすべての機能を無料で利用できるので、まずは無料アカウントを作成して利用してみることをおすすめします。

スクロールできます
ツール名ラッコキーワード
サービス提供会社ラッコ株式会社
利用料金無料プランあり
有料プランは月額440円~
登録・アカウント作成必要
(登録しない場合は回数制限があり)
メイン機能サジェスト・関連語・共起語抽出
競合調査
AIタイトル・見出し生成
検索ボリューム調査
など
使用回数制限あり

非登録:1日5回
無料登録:1日50回
有料プランでさらに増加

Googleキーワードプランナー

キーワードプランナーのおすすめポイント
  • 基本無料で利用でき、コストをかけずにキーワード調査が可能
  • 月間検索ボリュームや関連キーワード、競合性、広告出稿時の入札単価など、多角的なデータを取得可能
  • Google公式ツールのため、信頼性の高いデータが取得可能
  • 広告出稿を行うことで、より詳細な検索ボリュームを確認可能

Googleキーワードプランナーは、Google広告アカウントを通じて利用できる無料のキーワード調査ツールです。

本来は広告出稿用のツールであり、機能は主に下記の通りです。

  • キーワードごとの月間検索ボリュームの抽出
  • 競合性・関連キーワードの抽出
  • 広告出稿時の入札単価の確認

キーワード調査の一部の機能は、広告出稿しなくても利用できます。

ただし、キーワードの詳細ボリュームを調べる場合には、広告出稿が必要となるので、費用がかかります。

たじみゆ

無料ツールを複数組み合わせれば、Googleキーワードプランナーの無料版のみで調査することも十分可能です!

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ツール名Googleキーワードプランナー
サービス提供会社Google
利用料金基本無料
(すべての機能を利用するには、広告出稿が必要)
登録・アカウント作成必要(Google広告アカウント)
メイン機能キーワード調査
検索ボリューム調査
競合性の分析
など
使用回数制限制限なし

Ubersuggest

Ubersuggestのおすすめポイント
  • キーワードの検索ボリュームやSEO難易度、関連キーワードを一度に確認可能
  • 無料版でも基本的なキーワードリサーチや競合分析が可能(ただし回数制限あり)
  • Googleアカウントで簡単にログインでき、登録なしでも一部機能が利用できる

Ubersuggestは、SEO対策に欠かせないキーワード選定や競合分析、サイト監査など多機能を備えたSEOツールです。

たじみゆ

調べたいキーワードを入力するだけで、検索ボリュームやSEO難易度、関連キーワード、クリック単価(CPC)などを一覧で確認できます

また、競合サイトのトラフィック状況や上位表示キーワード、被リンク元の分析もできるので、Ubersuggestのみで競合分析まで行えます。

ただし、無料プランで利用できるのは基本機能のみであり、回数制限も設定されています。

Ubersuggestをメインにキーワード選定や競合分析を行う場合、有料プランへの加入は避けられないでしょう。

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ツール名Ubersuggest
サービス提供会社Neil Patel Digital, LLC
利用料金無料プランあり
有料プラン:月額2,999円~/買い切り29,999円~
※パーソナルプランの場合
登録・アカウント作成不要(利用回数・機能に制限あり)
Googleアカウントで簡単ログイン・会員登録可
メイン機能キーワード調査
関連キーワード提案
競合分析
被リンク分析
サイト管理
コンテンツ提案
使用回数制限無料版:1日3回まで
有料版:プランごとに異なる(例:パーソナル150回/日)

ahrefs

ahrefsのおすすめポイント
  • 世界最大級のデータベースによる高精度なキーワード分析が可能
  • 競合サイトのトラフィックやキーワード、被リンク状況を詳細に分析可能
  • サイト監査機能によりテクニカルSEOに関する分析も可能

Ahrefsは、SEO対策に必要な機能を網羅したオールインワン型のSEOツールです。

たじみゆ

正直、Ahrefsを利用するなら、他のツールは使用しなくても良いのではないかとすら思っています

ただ、Ahrefsはキーワード調査能力が特別優れているというわけではなく、被リンク分析が最大の強みです。

そのため、クライアントによっては被リンク分析はAhrefsを使用し、キーワード選定は他ツールを活用している場合も多くあります。

たじみゆ

特に、士業関連のキーワードは専門性が高いため、国内の会社が提供しているツールを使うことも多い印象です

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ツール名Ahrefs
サービス提供会社Ahrefs Pte. Ltd.
利用料金月額99ドル~
登録・アカウント作成必要
メイン機能キーワード調査
競合分析
被リンク分析
サイト管理
コンテンツ分析
順位計測
使用回数制限プランごとにAPI・検索回数など制限あり

TACT-SEO

TACT-SEOのおすすめポイント
  • AIを活用し、SEOで上位表示しやすい記事を自動生成可能
  • 競合サイトと自社サイトのキーワードやコンテンツを多角的に比較可能
  • カスタマーサクセス担当による手厚いサポートや定期的な勉強会に定評がある

TACT-SEOは、生成AIを活用したSEO対策支援ツールであり、キーワード選定からコンテンツ制作、順位測定・改善まで一括で管理できるのが特徴です。

競合サイトと自社サイトの流入キーワードの差分を簡単に出せるので、すでにメディア規模がある程度大きくなっており、キーワード選定が難しくなってきた士業事務所・法人に適しています。

一方、AIによる記事作成やリライトも精度が高いので、外注ライターが不足しているメディアや記事更新が途絶えがちなメディアにもおすすめです。

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ツール名TACT-SEO
サービス提供会社株式会社ウィルゲート
利用料金月額90,000円~
登録・アカウント作成必要
メイン機能キーワード選定
グルーピング
競合分析
AI記事作成
順位管理
SEO課題自動抽出・改善提案
使用回数制限プランによる

aramakijake.jp

aramakijake.jpのおすすめポイント
  • 月間検索ボリュームを無料で簡単に調査可能
  • アカウント登録不要で、パソコン・スマホからすぐ利用可能
  • 利用回数に制限はないので大量のキーワード選定・調査にも利用可能

単純に検索ボリュームだけを知りたいのであれば、aramakijake.jp一択です。

たじみゆ

aramakijake.jpなら、無料で気軽に検索ボリュームを調査できます

  • 競合で書いているこのキーワードのボリュームを知りたい
  • 思いついたキーワードがあるけど、検索ボリュームはあるだろうか

上記のタイミングなどで、気軽に調査できるのが魅力です。

ただし、ラッコキーワードやUbersuggestなどでは、関連キーワードを一括で取得しつつ、検索ボリュームも出してくれるので、いちいちaramakijake.jpを利用しなくてすむケースもあります。

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ツール名aramakijake.jp
サービス提供会社株式会社ディーボ
利用料金無料
登録・アカウント作成不要
メイン機能検索ボリューム調査
流入数予測
使用回数制限無制限

Keywordmap

Keywordmapのおすすめポイント
  • 世界最大級の日本語ビッグデータを活用した高精度なキーワード抽出が可能
  • 競合サイトの獲得キーワードや施策を簡単に分析可能
  • AIによる記事構成案の自動生成機能を搭載しているので、コンテンツ制作も効率化可能

Keywordmapは、SEOや広告運用に必要な機能を網羅した国産の総合マーケティングツールです。

Googleのビッグデータを独自に収集・解析し、1つのキーワードから関連ワードや複合ワード、検索ボリューム、競合性までを視覚的に把握できます。

競合サイトの流入キーワードや施策も簡単に調査でき、機会損失となりがちなキーワードの取りこぼしも防ぎやすいのが特徴といえるでしょう。

加えて、AIによる記事構成案の自動生成や、広告出稿キーワードの調査も行えるので、SEOだけでなくリスティングにも力を入れたい士業事務所・法人に適しています。

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ツール名Keywordmap
サービス提供会社株式会社CINC
利用料金要問い合わせ
※利用規模・機能により異なる
登録・アカウント作成必要
メイン機能キーワード分析
競合分析
AIによる記事構成案生成
広告調査
検索順位計測
共起語抽出
コンテンツ診断
など
使用回数制限プラン・契約内容により異なる

キーワードファインダー

キーワードファインダーのおすすめポイント
  • 登録したサイト情報から、効果的なキーワードを提案可能
  • キーワードの順位測定や競合サイトとの比較が可能
  • キーワードマップ機能で、関連語や派生語を視覚的に把握可能
  • ページ単位でSEOスコアを自動採点機能付き

キーワードファインダーは、SEO担当者が効率的にキーワード選定と順位測定を行える国産のキーワード分析ツールです。

登録したキーワードやサイト情報をもとに、下記を取得し、キーワードを提案してくれます。

  • 月間検索数
  • SEO難易度
  • 関連度
  • CPC

最大の特徴は、キーワードマップ機能により、メインキーワードから派生する関連語やユーザーの検索意図を視覚的に把握できます。

たじみゆ

SEO知識に自信がない担当者や専門知識を有していないディレクターでも、キーワードを管理しやすくなります

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ツール名キーワードファインダー
サービス提供会社株式会社ディーボ
利用料金要問い合わせ
※利用規模・機能により異なる
登録・アカウント作成必要
メイン機能キーワード自動取得・分類
順位管理
競合比較
SEOスコア自動採点
キーワードマップ
流入キーワード推定
使用回数制限プランごとに異なる

ミエルカSEO

ミエルカSEOのおすすめポイント
  • AIによるキーワード選定・検索意図分析が可能
  • 競合サイトとの差別化ポイントを示すことが可能
  • サジェストや関連キーワード、月間検索数など複数データを取得可能
  • 無料トライアル可能

ミエルカSEOは、AIを活用したSEO・コンテンツマーケティング支援ツールです。

たじみゆ

キーワード選定からコンテンツ制作、効果検証、改善まで一括で行える点が特徴です

検索意図の自動グルーピングや関連性マップ表示などにより、士業事務所・法人が狙うべきキーワードや不足トピックを可視化できます。

キーワード調査だけでなく、流入キーワードや広告出稿キーワード分析も可能であり、競合分析やリスティング出向にも役立ちます。

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ツール名ミエルカSEO
サービス提供会社株式会社Faber Company
利用料金無料プランあり
有料プランは要問い合わせ
登録・アカウント作成必要
メイン機能キーワード選定
検索意図分析
競合分析
コンテンツSEOスコアの測定
広告キーワード分析
改善提案
など
使用回数制限プラン・機能により異なる

Whatsmyserp

Whatsmyserpのおすすめポイント
  • 無料でGoogle検索順位を簡単にチェック可能
  • Chrome拡張機能やWebサービスとして手軽に利用可能
  • 地域やデバイスごとに検索結果を確認できるので、ローカルSEOにも対応可能
  • 登録不要で一部機能が使え、アカウント作成でさらに多くの機能を利用可能

Whatsmyserpは、Google検索における順位を無料で手軽にチェックできるSEOツールです。

Chrome拡張機能やWebサービスとして利用できるので「手軽に順位を知りたい」といった場合に最適なツールのひとつといえるでしょう。

ただし、無料プランでは利用できる数に限りがあり、2025年時点では1日10キーワードまで順位チェックを行えます。

また、Whatsmyserpはキーワード選定というより、既存コンテンツの順位を測定するツールなので別のランクチェックツールで代替できる印象です。

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ツール名Whatsmyserp
サービス提供会社WhatsMySerp.com
利用料金無料プランあり
有料プランは月額制($19.99~)
登録・アカウント作成不要
メイン機能キーワード順位チェック
使用回数制限無料版:1日10回まで
有料版:200回~

キーワード調査ツールを利用するメリット

キーワード選定時にツールを使うメリットは、主に下記の通りです。

  • 検索ニーズの可視化ができるため、ユーザーが本当に知りたいことを把握しやすくなる
  • 関連語・共起語の発見により、記事の構成や切り口を広げやすくなる
  • 競合性や検索ボリュームが分かるため、効率的なキーワード戦略を立てやすくなる
  • SEOに強いコンテンツ設計が可能になるため、集客につながりやすくなる
  • コンテンツの重複や抜け漏れを防ぐことで、サイト全体を最適化しやすくなる

もちろん上記を考慮しつつ、人の手でひとつずつキーワード選定していくことは可能です。

しかし、オウンドメディアを運営し、継続して記事を公開していこうと考えるのであれば、完全人の手によるキーワード選定では、リソース不足に陥るはずです。

たじみゆ

効率よく質の高いキーワード選定を行うためにも、ツールの活用は必要不可欠といえるでしょう

キーワード調査ツールを利用するデメリット

キーワード調査ツールには大きなメリットがある一方で、下記のようなデメリットもあります。

  • ツールごとに数値の精度や基準が異なるため、複数ツールの比較が必要となる
  • 有料ツールはコストが高いこともあり、小規模事務所には負担になりやすい
  • 検索ボリュームに頼りすぎると、検索意図を見誤る可能性がある
  • 日本語のニュアンスに弱い海外ツールもあるため、専門性の高いテーマでは補足が必要である
  • ツール操作や分析に慣れが必要で、初心者が使いこなすには時間がかかることもある

まず懸念すべきことは、SEOやツールに不慣れな担当者が自事務所・法人に合った調査ツールを選べるかどうかです。

たじみゆ

キーワード調査ツールには複数あり、それぞれ機能や強みが異なります

自事務所・法人に合うツールを選べればキーワード選定を効率よく行える一方で、合わないツールを選んでしまうと、費用ばかりかかり続けてしまいます。

このような事態を避けるためにも、キーワード調査ツールを利用する際には、まずは無料で使えるものから試してみるのが良いでしょう。

自事務所・法人に合うキーワード調査ツールを選ぶ基準

キーワード調査ツールには様々なものがあるので、自事務所・法人に合ったものを選ぶことが大切です。

具体的には、下記の基準などをもとに選ぶと良いでしょう。

  • サイト運用の目的に合っているか
  • 担当者のITリテラシーに合ったUI・操作性か
  • 地域密着 or 全国対応など、業務範囲に適した分析ができるか
  • 日本語対応やローカルSEOへの強さがあるか
  • コストに見合う機能とサポートがあるか

士業事務所・法人が選定するキーワードは、専門性が高い法律用語などが多くあります。

そのため、日本語対応しているツールを選び、いまいちなキーワードが選定されないように対策しておくと良いでしょう。

他には、キーワード調査ツールには生成AIで見出しや原稿を作成してくれるものや、競合リサーチを行えるものもあります。

このような多機能ツールを選ぶ際には、担当者が使いこなせるかどうかも考慮しておくと良いでしょう。

たじみゆ

多機能ツールを契約したものの、使いこなせないなんてことがないようにしましょう

【補足】生成AIでキーワード選定はできる?

最近では、ChatGPTなどの生成AIを使ったキーワード選定も注目されています。

たじみゆ

私もツールを使って選定した後に「もう数キーワード用意しておきたい」といったときには、生成AIを活用しています

ただ、2025年5月時点では、chatGPTなどの生成AIでは検索ボリュームの測定精度が低く、単独ではキーワード選定に使えないというのが感想です。

また、生成AIならではのニッチな要素を指摘してくれたり、読者の潜在ニーズに踏み込んだキーワードを提案してくれたりすることを期待するものの、ありきたりなキーワードを提案してくることも多くあります。

そのため、私は生成AIによるキーワード選定はキーワードそのものを選定するのではなく、読者のニーズの深堀りや新たなペルソナを考える際に活用することがほとんどです。

士業事務所・法人がキーワード調査ツールを利用するときの注意点

士業事務所・法人がオウンドメディア用のキーワード選定をする際には、ツールを使うことが必要不可欠です。

しかし、ツールを使うときには、下記などに注意しなければなりません。

注意点
  • 実際に選定したキーワードで検索してみる
  • 検索意図が重複しているキーワードは1つの記事にまとめる
  • 有料ツールを利用するなら比較検討した上で契約する

それぞれ詳しく解説していきます。

実際に選定したキーワードで検索してみる

キーワード調査ツールによって抽出されたキーワードは、そのまま採用するのではなく、必ずGoogleで検索してみることが大切です。

キーワード選定時に想定している検索意図と、実際にGoogleなどの検索結果で表示される検索意図が異なる場合があるからです。

万が一、想定していた検索意図と検索結果にずれがある場合には、下記のどちらに該当するかを判断しなければなりません。

  • 想定していた検索意図を満たすコンテンツがまだない
  • 想定していた検索意図が誤っている

前者の場合は、想定していた検索意図を満たすコンテンツを作成すれば上位表示できる可能性があります。

一方、検索意図の想定が誤っていた場合には、Googleで表示される競合記事を参考に作成することをおすすめします。

検索意図が重複しているキーワードは1つの記事にまとめる

士業に関するキーワードは、言い回しの違いによって複数存在していても、検索意図がほぼ同じということが多々あります。

例えば「自宅 相続」「家 相続」「実家 相続」はキーワードは違うものの、検索結果はほぼ同じである可能性が高いでしょう。

この場合、それぞれのキーワードで作成すると、カニバリゼーション(競合)が発生する恐れがあるので注意しなければなりません。

上記のようなケースでは、複数のキーワードをひとつの記事にまとめた方が良いでしょう。

なお、キーワードをまとめる場合には、下記などの方法があります。

  • 検索ボリュームが大きいものをメインキーワードにする
  • 競合分析をして上位表示が狙えそうなものをメインキーワードにする
  • サーチコンソールで流入キーワードを確認してメインキーワードを決める

有料ツールを利用するなら比較検討した上で契約する

有料のキーワード調査ツールは非常に便利で高機能ですが、本当に利用する必要があるか検討する必要があります。

特に、多機能調査・分析ツールは、月額数万円以上の費用がかかることもあるからです。

運営開始したばかりのメディアがツールを利用しても元が取れない可能性もありますし、そもそも稟議がおりない可能性もあるでしょう。

たじみゆ

個人的には、最初のうちはラッコキーワードの無料機能やサーチコンソールなどを中心に使うだけでも事足ります

士業事務所がキーワード調査ツールを選ぶときによくある質問

最後に、士業事務所がキーワード調査ツールを選ぶときによくある質問を回答と共に紹介していきます。

キーワード選定におすすめのツールは何ですか?

士業におすすめのキーワード調査ツールは、目的や運用体制によって異なります。

無料で手軽に始めたいなら「ラッコキーワード」や「キーワードプランナー」がおすすめです。

特に、ラッコキーワードは、サジェストキーワードの洗い出しに優れており、記事のネタ出しにも活用可能です。

ラッコキーワードには有料プランもあるので、物足りないと感じたときに有料版へと切り替えることもできます。

キーワードツールとは何ですか?

キーワードツールとは、ユーザーがインターネット検索でどのような言葉(=キーワード)を使って情報を探しているかを調査・分析するためのツールです。

オウンドメディアなどを運営しており、大量のキーワードを抽出しなければならない場合には、ツールを利用することをおすすめします。

キーワード選定にかかる費用はいくらくらいですか?

キーワード選定にかかる費用は、有料ツールを依頼するかや、選定作業を外注するかによって変わってきます。

例えば、無料ツールを利用して士業事務所・法人のWeb担当者が選定するのであれば、費用を抑えられます。

一方で、高額ツールを契約し、その上でディレクターやコンサルに外注すると、費用も高額になるでしょう。

【まとめ】使用するツールを増やしすぎないことが大切です

士業事務所・法人がオウンドメディアなどを運営する場合には、キーワード選定が必須の作業となります。

オウンドメディアの規模が大きくなってくると、キーワードの数も膨大となりますし、コンテンツ制作や公開、リライトなど他業務も多岐にわたります。

キーワード選定の手間を少しでも減らすためにも、キーワード調査ツールを使いこなすことが大切です。

キーワード調査ツールは無料、有料のものがあり、おすすめのものは、下記の通りです。

おすすめのキーワード調査ツール
  1. ラッコキーワード
  2. キーワードプランナー
  3. Ubersuggest
  4. ahrefs
  5. TACT-SEO
  6. aramakijake.jp
  7. Keywordmap
  8. キーワードファインダー
  9. ミエルカSEO
  10. Whatsmyserp

オウンドメディアの運営を開始したばかりのメディアや、まだCVを取れていなくメディア運営に予算を割けない場合には、無料ツールから利用していくのが良いでしょう。

Webライター歴10年・SEOコンテンツディレクターの筆者も士業事務所・法人向けにキーワード選定業務についての相談をお受けしています。

相談自体は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

【士業向け】おすすめキーワード調査ツール10選|使い方も解説

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